PPS（サスティール®）

耐熱性・剛性・寸法安定性が極めて優れた熱可塑性・結晶性のエンジニアリングプラスチックです。

自動車分野、電気・電子分野、OA・精密機器・機械分野で幅広く使用されています。

三重県の四日市事業所で生産されています。

日本、中国、シンガポール、アメリカ、ヨーロッパに販売拠点を設け、各市場のニーズに応えることのできる販売体制を整えています。

車体の軽量化によるCO2排出抑制に貢献します。

当社は国内ではじめてPPSの生産を開始したメーカーです。現在も技術の研鑚に加え、お客様への技術サービス向上に努めています。
一般グレードのみでなく、サスティールPPSの特長、長年の知見に基づく技術を活かした特殊グレードの開発にも力を入れており、これまでになかった新しい分野でも採用が広がっています。

サスティールは金属と樹脂の複合化部品の設計を目的とし、金属と樹脂とを従来のネジ等による機械式接合や接着剤による接合を用いることなく接合するのに適した金属接合用グレードをラインナップしています。表面処理した金属をインサート成形することで射出接合が可能となり、部品点数や工程削減によるコスト低減や、設計自由度の向上に寄与します。

自動車の電装化や電子機器の小型化・高集積化に伴う発熱対策のニーズに対応するため、熱伝導性を向上させたグレードを開発。
絶縁グレードとして1～2W/mK、導電グレードとして10～30W/mKをラインナップ。

車載用のコンデンサーケースや各種パワーモジュール、電子制御ユニットケース等に要求されるエポキシ接着剤との接着性を向上させたグレードをラインナップ。

自動車の電装化に伴い需要が増加している金属・樹脂一体形状部品（モーター、インバーター、バッテリー、センサー等）に要求される耐ヒートサイクル性を向上。従来課題であった成形性や長期耐久性、外観不良や金型汚染の原因となるガス・ヤニ発生量の低減を両立したグレードを開発中。

パワーデバイスの高出力化、小型化に伴い要求が高まっている耐トラッキング性を向上させたグレードをラインナップ。
成形性や樹脂の靭性を両立させたグレードの開発を進めている。