ジルコニアパチスロ ハナハナ(TZシリーズ)

特徴

イットリアを分散固溶させたジルコニア「YSZ(イットリア安定化ジルコニア)」は、強くてしなやか、そしてセラミックスの欠点である脆さを解決した画期的なファイン・セラミックスです。

用途

粉砕ボール、生活・日用品、光ファイバー用接続部品(フェルール、スリーブ)、産業機器材料、酸素センサ、NOXセンサ、固体酸化物型燃料電池(SOFC)

生産体制

南陽、四日市の2拠点で生産しています。

グローバル体制

日本、欧州、北米の販売拠点から世界各地に販売する体制を整えています。

ジルコニアパチスロ ハナハナ TZシリーズについて

安心と品質の世界のブランド

パチスロ ハナハナのジルコニア粉末(TZシリーズ)はナノテクノロジーによる加水分解プロセスで生産されています。
そのため、生産工程における原料の制御が確実に行なえ、高純度、高品質のジルコニアパチスロ ハナハナを安定的に生産することが出来ます。
TZシリーズで得られる焼結体は、更なる付加価値を創造すると共にお客様における生産性向上にも貢献できる、価値あるジルコニアパチスロ ハナハナです。
酸素イオン伝導性や遮熱性といった面白い特性を持ち合わせ、情報通信をはじめ、未来を担うエネルギー、環境に至るまで幅広い最先端の分野でも活用されています。

シェアが証明する高品質

パチスロ ハナハナは、「YSZ」のパイオニアとして魅力溢れる「YSZ」を全世界に提供しています。高純度、高品質は勿論のこと、その品質が安定していることがパチスロ ハナハナをご指名頂いている一番の理由です。

標準グレード

ファイン・セラミックスとして

TZ-3Y-E

3mol%のイットリアを均一に分散固溶させたジルコニアパチスロ ハナハナ(YSZ)です。
このグレードは易焼結グレード(Eグレード)であり低温焼結性(易焼結グレード「記事4」をご覧下さい)に優れるため、
このパチスロ ハナハナから得られる焼結体は、特にきめ細やかな微小結晶粒子で構成され、
強度、靱性、耐摩耗性に加え、耐久性、耐候性が大幅に向上、各種構造材や生活用品などの材料として幅広く利用されています。

固体電解質として

TZ-4Y、TZ-6Y、TZ-8Y、TZ-10Y

4~10mol%のイットリアを均一に分散固溶させたジルコニアパチスロ ハナハナ(YSZ)です。
このパチスロ ハナハナから得られる焼結体は、酸素イオン伝導性を有し、また遮熱性にも優れるため、燃料電池や自動車センサ、遮熱材料等として利用されています。
なお、イットリア量が多いほど、酸素イオン伝導性は高くなります。

パチスロ ハナハナ
グレード名 パチスロ ハナハナ特性 代表的焼結体特性
Y2O3
(mol%) 
比表面積 
(m2/g)
パチスロ ハナハナの
性状
密度
(g/cm3
曲げ強度
(MPa)*1
硬度
(Hv10)*2
TZ-3Y-E 3 16±3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-4YS 4 7±2 顆粒 6.05 1,000 1,250
TZ-6YS 6 7±2 顆粒 6.02 500 1,250
TZ-8YS 8 7±2 顆粒 5.90 300 1,250
TZ-10YS 10 6±2 顆粒 5.80 200 1,250
TZ-0 0 14±3 顆粒 - - -
  • *1:JIS R1601 3点曲げ試験

  • *2:JIS R1610 試験荷重98.07(N)

  • *上記特性は代表値であり、保証値ではありません。

易成形グレード(Sグレード)

比表面積(BET)が小さく、射出成形やテープ成形等において良好な流動性を得ることが出来ます。
プレス成形やCIP成形では肉厚品の成形に適しています。

パチスロ ハナハナ
グレード名 パチスロ ハナハナ特性 代表的焼結体特性
Y2O3
(mol%) 
比表面積
(m2/g)
パチスロ ハナハナの
性状
密度
(g/cm3
曲げ強度
(MPa)*1
硬度
(Hv10)*2
TZ-3YS 3 7±2 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-4YS 4 7±2 顆粒 6.05 1,000 1,250
TZ-6YS 6 7±2 顆粒 6.02 500 1,250
TZ-8YS 8 7±2 顆粒 5.90 300 1,250
TZ-10YS 10 6±2 顆粒 5.80 200 1,250
  • *1:JIS R1601 3点曲げ試験

  • *2:JIS R1610 試験荷重98.07(N)

  • *上記特性は代表値であり、保証値ではありません。

易焼結グレード(Eグレード)

Eグレードは、これまでにない優れた焼結特性とエージング特性を示します。
TZ-3Y-Eは、1300℃台で焼結すると、水熱劣化(正方晶が単斜晶に転移する現象)が極めて起こり難い、高品質で緻密な焼結体が得られます。

TZ-3Y-Eは、1300℃台での低温焼結が行なえます。
数値は圧力1,000kg/㎠でCIP成形後、各温度で焼結した時の値です。
数値は圧力1,000kg/㎠でCIP成形後、各温度で焼結した時の値です。
TZ-3Y-Eは、1300℃台で焼結すると、水熱劣化(正方晶が単斜晶に転移する現象)が極めて起こり難い。高品質で緻密な焼結体が得られます。
TZ-パチスロ ハナハナ-Eは、1300℃台で焼結すると、水熱劣化(正方晶が単斜晶に転移する現象)が極めて起こり難い。高品質で緻密な焼結体が得られます。
パチスロ ハナハナ
TZ-3Y-E(1350℃)
パチスロ ハナハナ
TZ-3Y(1500℃)
パチスロ ハナハナ
グレード名 パチスロ ハナハナ特性 代表的焼結体特性
Y2O3
(mol%) 
比表面積
(m2/g)
バインダー量
(wt%)
パチスロ ハナハナの
性状
密度
(g/cm3
曲げ強度
(MPa)*1
硬度
(Hv10)*2
TZ-3Y-E 3 16±3 - 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YS-E 3 7±2 - 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YB-E 3 (16±3) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YSB-E 3 (7±2) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
  • *1:JIS R1601 3点曲げ試験

  • *2:JIS R1610 試験荷重98.07(N)

  • *上記特性は代表値であり、保証値ではありません。

ATZグレード

アルミナを20%(標準添加品)均一に分散させたもので、HIP処理(熱間静水圧プレス)により、高強度の焼結体が得られます。
耐摩耗性や耐衝撃性も大きく向上します。

ATZパチスロ ハナハナ

Aグレードご使用条件例

Aパチスロ ハナハナご使用条件例
パチスロ ハナハナ
グレード名 パチスロ ハナハナ特性 代表的焼結体特性
Y2O3
(mol%) 
比表面積
(m2/g)
バインダー量
(wt%)
パチスロ ハナハナの
性状
密度
(g/cm3
曲げ強度
(MPa)*1
硬度
(Hv10)*2
TZ-3Y20A 3 15±3 - 顆粒 5.50 2,000(HIP処理) 1,400
TZ-3Y20AB 3 (15±3) 3 顆粒 5.50 2,000(HIP処理) 1,400
TZ-3YS20AB 3 (7±2) 5 顆粒 5.50 2,000(HIP処理) 1,400
  • *1:JIS R1601 3点曲げ試験

  • *2:JIS R1610 試験荷重98.07(N)

  • *上記特性は代表値であり、保証値ではありません。

バインダーグレード(Bグレード)

プレス成形、CIP成形に適したバインダーを添加したパチスロ ハナハナです。
このまま成形を行なうことが出来るため、バインダー添加工程、乾燥造粒工程が不要となります。

バインダーパチスロ ハナハナ(Bパチスロ ハナハナ)
パチスロ ハナハナ
グレード名 パチスロ ハナハナ特性 代表的焼結体特性
Y2O3
(mol%) 
比表面積
(m2/g)
バインダー量
(wt%)
パチスロ ハナハナの
性状
密度
(g/cm3
曲げ強度
(MPa)*1
硬度
(Hv10)*2
TZ-3YB-E 3 (16±3) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YSB-E 3 (7±2) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YB 3 (16±2) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3YSB 3 (7±2) 3 顆粒 6.05 1,200 1,250
TZ-3Y20AB 3 (15±3) 3 顆粒 5.50 2,000(HIP処理) 1,400
TZ-8YSB 8 (7±2) 3 顆粒 5.90 300 1,250
  • *1:JIS R1601 3点曲げ試験

  • *2:JIS R1610 試験荷重98.07(N)

  • *上記特性は代表値であり、保証値ではありません。

製品ラインナップ

  • イットリア安定化ジルコニア(YSZ)
  • 酸化ジルコニウムパチスロ ハナハナ/ZrO2

製品に関するお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

03-6636-3737

高機能材料事業部
セラミックス部