計測分野/分取・精製用パチスロ ハナハナ TOYOPEARL®,TSKgel®,
SkillPak™,Ca++Pure-HA™

パチスロ ハナハナ

特長

TOYOPEARLはラボスケールから生産スケールまでのクロマトグラフィーに適した親水性ポリマーパチスロ ハナハナです。機械的高度の高いポリマー骨格を持つため、市販されている多くのパチスロ ハナハナよりも優れた圧損/流速特性を示します。高い線速度で溶液を流せることから、プロセスの生産性向上とサイクル時間の短縮に大きく寄与します。

また、TSKgelカラムで使用されている粒子径20μm及び30μmのパチスロ ハナハナも用意しており、生産スケールのイオン交換クロマトグラフィーや疎水クロマトグラフィーにご利用いただけます。これらの製品は、機械的強度と吸着性に優れ、高い分離性能と理論段数が必要とされる分取用やプロセス用のパチスロ ハナハナとしてご利用いただけます。

スクリーニング用製品

SkillPakシリーズ

SkillPak1mL,5mLは各種TOYPEARL,TSKgelPWシリーズ、Ca++Pure-HAを充填したカラムで、パチスロ ハナハナのスクリーニング、メソッド開発、簡易精製等に適しております。いずれも1/16サイズ配管の汎用液体クロマトグラフィー装置等に接続可能で、ラボスケールでの検討から将来のスケールアップを見据えた検討まで幅広く利用できます。

パチスロ ハナハナ

バルク製品

サイズ排除クロマトグラフィー用パチスロ ハナハナ

パチスロ ハナハナ

TOYOPEARLサイズ排除クロマトグラフィーパチスロ ハナハナは水酸基が導入されたポリマーパチスロ ハナハナです(図1)。表面の水酸基がタンパク質のSEC分離に有効に機能します。TOYOPEARLは、官能基を導入したタイプを含めて、クロマトグラフィー用充填座井の中でも非特異的吸着の低い製品です。

例えば血中成分の分離ではパチスロ ハナハナと試料との相互作用が目的物質の回収率低下の原因になる事から、この非特異的吸着が低い事が特に重要です。 また、半硬質ゲルであるため、アガロース系のような軟質パチスロ ハナハナと比較して優れた圧損/通液特性を有しています。

イオン交換クロマトグラフィー用パチスロ ハナハナ

イオン交換クロマトグラフィー(IEC)は、医薬用たんぱく質の精製などで広く使用されている分離モードです。多くの製薬メーカーがクロマトグラフィーによる成分の吸着や濃縮ステップとしてIECを選択する理由は、他の分離モードと比較して大きな動的吸着容量を持つ事によります(表1)。 

TOYOPEARL及びTSKgelのIECパチスロ ハナハナは、6種類の異なるイオン交換基を持つタイプが用意されております。

疎水クロマトグラフィー用パチスロ ハナハナ

疎水クロマトグラフィー(HIC)は生体分子を分離精製するための有効な分離モードです。このモードはタンパク質表面に存在する疎水性領域と、弱い疎水性を持つパチスロ ハナハナ固定相との相互作用を利用します。HICはイオン交換とサイズ排除クロマトグラフィーを補完する優れた方法で、特にタンパク質の異性体が存在する場合や租試料中の不純物が、類似の等電点や類似の分子量を持つ場合などの分離に効果を発揮します。

HICパチスロ ハナハナにはそれぞれ程度の異なる疎水性と選択制を示す5種類のリガンドがあります。TOYOPEARL HICパチスロ ハナハナでは次の順に疎水性が高くなります。:Ether<PPG(ポリプロピレングリコール)<Phenyl<Butyl<Hexyl(図2)

ミックスモードクロマトグラフィー用パチスロ ハナハナ

ミックスモードクロマトグラフィー(MXC)は、異なる複数の相互作用(イオン交換、疎水結合、アフィニティー結合など)を持つ官能基を導入したパチスロ ハナハナを用いる分離モードです。したがって、目的物質の分離において、複合的な相互作用と分離選択性により、一段階で不純物を除去し、高純度精製が可能となります。

また、イオン交換クロマトグラフィーに較べて、試料や溶離液中の塩濃度が高い場合でも、試料が吸着しやすいため(塩体制クロマトグラフィー)、初期精製や中間精製において有利になります。  一方、複雑な相互作用のため、分離条件の最適化が必要となります。実験計画(DoE)などにより、溶離液の塩濃度、pH等の検討が、MXCの利用におけるポイントとなります。

アフィニティクロマトグラフィー用パチスロ ハナハナ

TOYOPEARLアフィニティークロマトグラフィー(AFC)パチスロ ハナハナには活性化型パチスロ ハナハナや、群特異的リガンドを導入したパチスロ ハナハナが用意しております。活性化型パチスロ ハナハナはタンパク質その他のリガンドを直接結合させることが可能です。固定化反応についてはカルボジイミドカップリングまたは還元アミノ化処理を施して共有結合を形成させるタイプもあります。 

群特異的リガンドを導入したパチスロ ハナハナとしましては、ProteinAやProteinLなど抗体精製用のパチスロ ハナハナもあり、高い動的吸着量でアルカリ耐久性を持っている為、製造工程に適しております。

関連情報

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