東ソーは、二酸化炭素(CO2)を回収し、原料として使用する設備を南陽事業所(山口県周南市)に設置することを決定いたしました。本設備では、回収したCO2を当社主力製品であるイソシアネート製品※の原料として使用する計画で、2024年秋頃の運転開始を予定しております。
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ポリウレタンの原料となるMDI等
当社では、イソシアネート製品の原料としてナフサ由来の一酸化炭素(CO)を製造しています。この度設置する設備では、自社技術によるCO2回収プロセスを用いて年間約4万tのCO2を燃焼ガスから回収し、CO製造原料として有効利用いたします。ナフサからCO2への原料の切り替えにより、当社イソシアネート製品の低炭素化に寄与することができます。
また、CO2回収プロセスでは、回収剤として当社が自社開発した高耐久性CO2回収アミン液を採用しております。2022年夏より自社実証試験設備での検証を行ってきましたが、今後は商業スケール設備での運用によりCO2の削減と有効利用を達成すると同時に、更なる性能向上を図り、CO2回収アミン液の外販に向けた取り組みも推進してまいります。
当社は、長年培ってきたあらゆる技術と経験を集結してイノベーションの創出に挑戦し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
新設する設備の概要
立地 | 当社 南陽事業所 イソシアネート原料生産設備(COプラント)内 |
設備概要 | CO2回収および原料化設備 |
CO2回収量 | 約4万t/年 |
計画着工/運転開始 | 2023年3月/2024年秋頃(予定) |
お問い合わせ先
東ソー株式会社 広報室
東京都港区芝3-8-2
TEL:03-5427-5111