東ソーは、公益社団法人日本水環境学会が主催する2021年度「技術奨励賞」を受賞しました。
このたび受賞した当社の技術は、「特殊アミンとジチオカルバミン酸による新規ニッケル排水処理技術」です。
近年、SDGsの観点からも国際的に環境中への重金属排出規制が厳格化されており、環境汚染対策が急務の中国では、他国より厳しい基準が設定されています。ニッケルにおいては、特に厳しい基準が設けられていますが、従来の処理方法では対応が困難で、また、汚泥が大量に発生するため環境負荷が高い点も課題でした。
これらの課題に対して、「優れたニッケル処理性能」と「汚泥量の少ない」、特殊アミンとジチオカルバミン酸による排水処理技術を新たに開発しました。現在、中国めっき工場排水での顧客評価を進めており、環境負荷低減技術として高い評価を受けております。
技術奨励賞は、水環境に関する調査研究または水環境技術が独創的であり、将来を期待される個人または団体に対して贈られる賞です。
当社では今回の技術奨励賞の受賞を励みとし、持続可能な社会への貢献を目指して研究開発を進めてまいります。
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