2002.04.30

ニュースリリース

ポリエチレン樹脂の値上げ スロット マシン

 東ソーは、ポリエチレン樹脂について、6月1日出荷分から1キログラム当たり15円以上の値上げを実施します。対象となる樹脂は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)および高密度ポリエチレン(HDPE)。

 東ソーは、グローバル競争が激化するポリエチレン事業での勝ち残りに向け、グレード統合などによる生産性向上、また省力化や物流の効率化をはじめとした、あらゆるコストの総点検を実施するなど、自助努力に努めてまいりました。
 しかしながら、2000年後半からのナフサ価格の高止まりは、社内でのコスト削減努力を凌駕し、事業採算の悪化を招いています。さらに、今般のナフサ価格の急騰を考慮すると、現在の樹脂価格では、事業採算をとることが非常に困難な状況となっており、値上げを決定したものです。

 なお、今回のコストに見合った価格改定は、各需要家への安定供給という当社の責務を果たしていく上でも不可避と判断したものです。




(参考)東ソーのポリエチレン生産能力(年産)
LDPE 80,000トン 南陽事業所(EVAを含む)
103,000トン 四日市事業所(L-LDPE、EVAを含む)
L-LDPE 25,000トン 千葉ポリエチレン㈲(10万トン×25%)
HDPE 125,000トン 四日市事業所
合計 333,000トン