石英ガラス子会社の合併および社名変更について
~ 統一ブランド「TOSOH Quartz」で世界展開 ~
東ソーは、石英事業のより効率的な世界展開を目指し、2001年1月1日付で米国の子会社4社を合併し、「トーソー・クォーツ Inc.」を設立。同時に、日本石英硝子を「東ソー・クォーツ(株)」に、ニッポン・シリカ・グラス・ヨーロッパを「トーソー・クォーツ Ltd.」に、トーソー・クォーツ・タイワンを「トーソー・クォーツ Co.Ltd.」に社名変更します。
また、2000年10月1日付で社名変更した東ソー・エスジーエム(旧 山口日本石英)に引き続き、2001年1月1日付でニッポン・シリカ・グラスUSAを「トーソー・エスジーエム USA Inc.」に社名変更します。
今回の合併および社名変更により国内外ともに石英ガラスにおける加工製品は「TOSOH Quartz」、素材製品は「TOSOH SGM」の統一社名、統一ブランドで事業展開していきます。
東ソーの石英事業は、1936年に日本初の石英ガラスメーカーとして設立された日本石英硝子の経営権を1986年に取得したことに始まり、1980年代後半より米国企業を買収、また1990年代にはアジア地域への展開などを経てその規模を拡大し世界展開を行ってきました。
但し、個々の社名やブランド名は、従来のものを使用しており東ソーグループとしての統一性に欠けていましたが、今回の合併や社名変更により、グローバル・ワンカンパニーとして全世界のユーザーに対し、「TOSOH」ブランドで、質の高いサービスを提供していくことができるようになります。
東ソーの石英事業は、半導体製造装置用の治具をはじめ、ステッパーレンズや液晶基板、フォトマスクなど半導体や電子産業向けに石英ガラスの素材および加工製品の製造・販売を行っています。情報・通信関連向けに世界需要が拡大するなか、今年度は30億円を超える設備投資を実施し、現在の連結売上高約200億円を5年以内には500億円まで拡大していきます。