東ソーは、南陽事業所(山口県新南陽市)において、環境管理システムの国際規格であるISO14001を英国審査登録機関のBVQIで受審し、本年12月10日付けで認証を取得しました。
東ソーは、ISO14001の認証取得を進めていますが、本年9月に富山工場、そして今回、南陽事業所で取得、さらに四日市事業所でも認証取得の活動を行っており、99年秋には全事業所・工場において認証取得を完了する予定です。
南陽事業所は280万平方メートルの敷地面積を有する国内最大規模の化学工場で、苛性ソーダおよび塩ビモノマーといったクロール・アルカリ製品やセメント、ポリエチレンや合成ゴムといった石油化学製品、またファイン・スペシャリティ製品などを生産しています。
今回の認証取得は、生産拠点としての南陽事業所ばかりでなく、研究部門(南陽研究所)および技術開発部門(南陽技術センター)、さらには協力業者の同事業所構内におけるすべての事業活動に対するものです。
東ソーは、環境保全と経済発展が調和した社会の実現に貢献するために、事業活動全般にわたって環境保全を経営の最重要課題のひとつとして取り組んでいます。その一環として、すでに製品の品質保証を目的としたISO9000シリーズを全事業所・工場で取得しています。
また、資源を有効利用し廃棄物の削減に努力するとともに、廃棄物の再資源化も推進、社外からも年間約29万トンの廃棄物を受け入れ、これらを有効利用(リサイクル)しています。